「まだ困っていないから大丈夫」
多くのご家庭が、そう思っています。
日常は変わらず続き、
会えば普通に会話もできる。
だから将来の話は、つい後回しになります。
けれど実際には、問題が起きてからでは
落ち着いて話し合うことが難しくなる場面が少なくありません。
なぜ家族は話し合えないのか
理由は特別なものではありません。
・心配させたくない
・空気を重くしたくない
・まだ早い気がする
家族関係が良いほど、
将来の話題は避けられやすくなります。
しかし、時間が経つほど
話し合いは「難しい話」へ変わっていきます。
体調の変化や急な出来事が起きると、
感情や状況に追われ、
本来ゆっくり考えるべきことを急いで決めることになるからです。
本当に必要なのは「決断」ではない
将来の準備というと、
・介護のこと
・お金の管理
・住まいの問題
などを決めなければならないと思われがちです。
けれど最初に必要なのは結論ではありません。
「どんな暮らしを望んでいるのか」
「何を大切にしたいのか」
その気持ちを知っておくことです。
正解を出す話ではなく、
価値観を共有する時間が大切になります。
うまくいく家庭がしていること
相談の中で感じるのは、
準備が進んでいる家庭ほど
特別なことをしていないという点です。
ただ、日常の中で少しだけ触れています。
「この家、将来どうする?」
「もし体が大変になったらどうしたい?」
重い話としてではなく、
雑談の延長で話しているのです。
小さな共有が、後の大きな安心につながります。
元気な今だからできること
多くの人があとから口にするのは、
「もう少し早く聞いておけばよかった」
という言葉です。
逆に言えば、
何も起きていない今こそが、
いちばん自然に話せるタイミングでもあります。
準備とは、完璧に整えることではありません。
家族の考えを、少し知っている状態を作ること。
それだけで未来の選択は大きく変わります。


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