「最初に整っていないと動かなくなるポイント」
現場で関わっている方に、試験的にライフプランニングの整理を行ってみました。
制度の説明やお金の話に入る前に、まずは「今の生活がどう回っているか」を一緒に確認するところから始めました。
実際にやってみてはっきりしたのは、
多くの家庭や本人がつまずいているのは、専門的な知識の不足ではないということでした。
先に必要だったのは「制度」でも「貯蓄」でもなかった
制度を知らない
お金が不安
将来が見えない
そうした声は確かに多いのですが、
整理を進めていくと、その前段階で止まっているケースがほとんどでした。
それは
生活の前提条件が言葉になっていないことです。
- 誰がどこまで担っているのか
- 本人が一人で出来ていることは何か
- 実は無理をして維持している部分はどこか
- すでに崩れ始めている小さな兆候はないか
ここが曖昧なままでは、
制度を入れても、お金の対策をしても、現実は動きません。
生活が崩れ始める家庭に共通していた「最初のズレ」
これまで現場で見てきた中でも共通していたのは
「誰が支えているのかが見えていない状態」でした。
- なんとなく家族が回している
- 気づけば一人に負担が集中している
- 本人の出来る部分が活かされていない
- 代替手段が一つも用意されていない
大きな出来事が起きたから崩れるのではなく、
支え方が見えないまま続いていること自体がリスクになっていました。
実際に作ってみると見えてくるもの
今回、簡単なライフプランニングの形に落とし込んでみると
- 今は回っている理由
- 偶然うまくいっている部分
- すでに余裕がなくなっている箇所
が、はっきりと可視化されました。
そして多くの場合、
制度やお金の知識より先に、
生活の前提条件が整理されていないケースがほとんどでした。
ここが整って初めて、
- どの制度を使うか
- どこにお金を配分するか
- どの支援を入れるか
という話が現実的に機能し始めます。
「問題が起きてから」では遅い理由
壊れてからの対応は、どうしても
- 緊急対応
- 人員不足
- 選択肢の制限
が重なります。
一方、崩れる前の段階であれば
- 役割の再配置
- 作業の切り出し
- 代替手段の準備
- 支援の段階的導入
が可能になります。
これは特定の障害や介護の話ではなく、
生活そのものの設計の問題だと感じています。
予防としてのライフプランニング
今回あらためて実感したのは、
ライフプランニングは
将来予測というよりも
「今の構造を言葉にする作業」
だということでした。
- 誰が支えているか
- どこが無理をしているか
- どこが代替可能か
ここが見えるだけで、
選択肢は一気に増えます。
現場で感じていること
制度やお金の話は重要です。
ただ、それを活かせる状態になっていない家庭が少なくありません。
先に必要なのは
生活の設計図を一度外に出すこと。
大きな対策を打つ前に、
今どこに負荷が集中しているのかを確認するだけでも、
その後の動き方は大きく変わります。
生活設計の整理について
現場での経験から、制度やお金の前に
「生活の前提条件の整理」が必要になるケースを多く見てきました。
- 何が本人で出来ているのか
- どこに負担が集中しているのか
- 代替手段は用意されているか
こうした点を一度言葉にしておくだけでも、
その後の選択肢は大きく変わります。
現在、個別に
- 生活状況の整理
- 役割分担の見える化
- ライフプランニングのたたき台作成
といった形で対応しています。
ご関心のある方は、
お問い合わせページからご連絡ください。

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